キム・エランほか著、矢島暁子訳、新泉社、2018年、四六判上製、256頁
定価:2,090円(本体1,900円)
「どれほど簡単なことなのか。希望がないと言うことは。
この世界に対する信頼をなくしてしまったと言うことは。」
――ファン・ジョンウン
国家とは、人間とは、人間の言葉とは何か――。
韓国を代表する気鋭の小説家、詩人、思想家たちが、セウォル号の惨事で露わになった「社会の傾き」を前に、内省的に思索を重ね、静かに言葉を紡ぎ出す。
〈店主によるコメント〉
2014年、私と同年代の高校生たちが海に沈んだ。「傾いていくその船で沈んでいく子供たちが残した言葉は、私たちに与えられた最後のチャンス」。その「チャンス」を何があっても手放さないために、まだ見えない希望をそこから手繰り寄せるために、私は何度でもこの本を開き、あらゆることを問い続けるだろう。高校生たちに応答するための言葉を探し続けるだろう。